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その他心理検査ではないが診断書にかかれる検査

ア 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB;General Aptitude Test Battery)

9種類の適性能(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を測定する。

イ バーセル指数(Barthel Index)

リハビリにおける日常生活自立度としてよく記載される。

日常生活動作における障害者や高齢者の機能的評価を数値化したもので、自立/部分介助に分けられる。

食事、車椅子からベッドへの移乗、整容、トイレ動作、入浴、平地歩行、階段昇降、更衣、排便コントロール、排尿コントロールの10項目を24段階で評価するもので、100点満点でスコアリングされる。

研究者によって数値が異なるので注意する必要がある。

ウ 標準高次視知覚検査(Visual Perception Test for Agnosia)

高次脳機能障害学会が開発した高次視知覚機能障害を包括的に捉える検査方法である。

検査は、視知覚の基本機能、物体・画像認知、相貌失認、色彩失認、シンボル認知、視空間の認知と操作、地誌的見当識の7大項目から構成され、115枚の図版及び評価用紙を用いて行われる。

エ 簡易上肢機能検査(STEF;Simple Test for Evaluating hand Function)

異なる大きさ、重さ、素材の立方体、球を10種類動かす速さを測定し、上肢の動作能力を評価し、所要時間から得点を算出する。

実用レベルに達した上肢の更なる細かい改善を見るテストである。

オ FIM;Functional Independence Measure

アメリカ合同リハ学会の評価法である。

その場で何かの行動をさせて採点する検査ではなく、実際の生活している状況を、運動系の項目と認知系の項目について、各項目7点(完全自立)から1点(全介助)で採点する。

運動系の項目には、セルフケア(食事、整容、清拭、更衣・上半身、更衣・下半身、トイレ動作)、排泄コントロール(排尿管理、排便管理)、移乗(ベッド・椅子・車椅子、トイレ、浴槽・シャワー)、移動(歩行、車椅子、階段)がある。

認知系の項目には、コミュニケーション(理解、表出)、社会的認知(社会的交流、問題解決、記憶)がある。

生活している状況がそのまま採点されるため実際の介護負担を反映するとされている。米国では、リハによる症状の改善を具体的に示す必要が生じFIMが使用されている。

参考文献
吉本智信『高次脳機能障害と損害賠償』(自動車保険ジャーナル、2004)
相澤病院総合リハビリテーションセンター『高次脳機能障害ポケットマニュアル』(医歯薬出版、2005)
石合純夫『高次脳機能障害学』(医歯薬出版、2003)

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