そもそも高次脳機能障害の主な原因であるびまん性軸索損傷の有無からしてその認定が容易ではないのであり、画像から判断しうる症状の拡大や、固定したとの認定も容易なものではなく、他方でリハビリによる回復可能性、その限界の判断という問題も存在するため、どの時点をもって「症状固定」とすべきかは困難な問題である。
当然この時期についての適切な認定を誤れば、被害者に生じた後遺障害に応じた適切な保障とはいえなくなる。